最強の印相:金剛合掌

金剛合掌の秘められた意味と教え

金剛合掌の秘められた意味と教え

誰もが「金剛合掌」の秘密の力で、人生を大きく切り開くことができる!

 

この記事は、人気の高い記事です。

 

そこで、加筆しながら再度公開しています。

 

 

金剛合掌とは

 

金剛合掌とは、両手の指を交互に交差させる「印相:いんぞう」(ムドラー)です。

 

印契(いんげい)、密印(みついん)とも呼ばれています。

 

古代から伝わる手のポーズのことです。

 

仏教やヒンドゥー教などの宗教や文化、芸術、精神世界で広く用いられてきました。

 

古代インドでは、神々の祭祀にあたりバラモンによって、神と人との神秘的な交流(神憑り)がおこなわれてきました。

 

その際、手によるサイン(ムドラー)を結びながら神々への賛歌や祝詞、呪文を唱えたとされます。

 

ヒンドゥー教

 

ヒンドゥー教(インド教)ともいう。インド亜大陸に伝承されてきた民族宗教で、特定の開祖、教義、教団をもたない。ただ交易や移民によりインドネシアをはじめ東南アジアにも広まった。歴史的には、紀元前15世紀ごろに侵入したアーリア人と原住諸民族のそれぞれの宗教文化が融合し、変容していったものとされる。前者を中心とした仏教以前の宗教を特に〈バラモン教〉(婆羅門教:ばらもんきょう)という。

 

「ヒンドゥー教」. 中村元.『仏教辞典苑』第 二 版. 岩波書店,2002,p.853.

 

なお、バラモン教(紀元前1500年頃)は、『ヴェーダ』を聖典とする紀元前1500年ごろに誕生したインド・アーリヤ人による宗教です。後の仏教に多くの影響をもたらしたとされています。

 

金剛合掌は十二合掌の一つです。

 

特に密教では、最も基本的で、かつ中心的な印相(いんぞう)とされています。

 

やり方は、胸の前で合掌し、両手の指を交互に組み合わせます。

 

右手は仏(界)、左手は衆生(界)を象徴し、仏と衆生の一体感や、仏の慈悲や智慧、救済や加護、また、菩提心を表します。

 

そして、しっかりと結ぶことで、金剛不壊(こんごうふえ)堅固な印相になります。

 

金剛不壊(こんごうふえ)とは、ダイヤモンド(金剛石)のように、とても堅固(けんご)で決して壊れないことです。

 

どんな困難や苦難にも立ち向かい乗り越える勇気情熱、そうした力強さの象徴です。

 

両手の指を深く組み合わせることで、仏と衆生が一体となり、仏の智慧や慈悲、加護や救済、恩恵などを授かり、人生が大きく開きます。

 

したがって、もし心に迷いや不安があれば、三業(身口意)を清浄にし、そして、金剛合掌をしっかりと結び(身密)、真言を唱え(口密)、心中に仏を一心に念ずれば(意密)、やがて三妄(まよい)の霧が晴れ、希望の光が見えてきます。

 

印相(いんぞう)

 

ムドラーの訳で、〈印契:いんげい〉〈密印:みついん〉ともいい、略して〈印:いん〉という。また音写して〈母陀羅:もだら〉ともいう。本来、封印、または標幟(ひょうじ)の意味で、広義には仏・菩薩などの諸尊の働き、誓願(せいがん)、功徳(くどく)などを象徴するものをさす。狭義には、彫刻・絵画にあらわされた仏像類の手の指の屈伸による特殊な形(手印:しゅいん)をさす。

 

「印相」. 中村元.『仏教辞典苑』第 二 版. 岩波書店,2002,p.58.

 

 

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金剛合掌の秘密とは

このように印相(ムドラー)は、単なる手のジェスチャーやポーズとしてだけでなく、心身の調和をもたらし、内面のエネルギーを高める効果があります。

 

例えば、人生の中で困難に直面した際に、心の平静を保ち、冷静に判断をくだすときなどにもちいます。

 

両手のそれぞれの指は、仏界(右手)と衆生界(左手)を表します。

 

そして、大変深い意味、ある秘密が隠されています。

 

人生にはさまざまな試練が待ち受けています。

 

仕事のストレス、人間関係のトラブル、健康問題、経済的な苦境など、誰もがそうした苦難に直面します。

 

しかし、そうした困難な状況に直面した時だからこそ、心の平静を保ち、冷静に対処することで、人生の質が向上し、自己成長の機会が増えます。

 

人生を成功へ導く力が、私たちの両手(五指・十指)に隠されています。

 

※ 金剛合掌のパワーを高めるために日々ヨーガの修行を行います。

 

私の場合、頭頂のサハスラーラチャクラに意識を集中させ真言を唱えることで、お不動様や千手観音様からのお導き(メッセージや、お告げ)、自分軸や、進むべき正しい道、あるいは正しい方向などを授かれるように実感しています。

 

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印のルーツ、その重要な意味とは

密教の修法者が両手で結ぶ「印相」は、いかなる意味をもつものだろうか。

 

それは、行者の心身にいかなる作用や影響を与えるのだろうか。

 

印のルーツ

 

ムドラーの起源は、ヴェーダ時代(紀元前1500年頃)にさかのぼるとされています。

 

バラモン(祭祀者)は、礼拝儀式の際にいろいろな手印をもちいたとされます。

 

また、『ヴェーダ聖典』にあらわされるように、神々への賛歌や祝詞、呪文などを音楽や舞踏で伝える際の手のサインんとして発展しました。

 

「金剛合掌」に秘められている神秘のパワー

 

金剛合掌の不思議な力、隠された秘密、謎を解き明かすためには、仏教や密教の三身(さんじん)や、三輪身(さんりんじん)の概念を理解することが重要です。
三身(さんじん)とは、ブッダ(仏陀)の三つの身体、法身(ほっしん)報身(ほうじん)応身(おうじん)のことです。

 

他方、三輪身(さんりんじん)は、密教における如来・菩薩・明王などを三種類に分類した自性輪身(じしょうりんじ)正法輪身(しょうぼうりんじん)教令輪身(きょうりょうりんじ〉のことをいいます。

 

そして、さらに五大(地・水・火・風・空)や六大(五大に意を加えたもの)に関しても理解を深めタントラの修行(ヨーガ、呼吸法、瞑想法)を繰り返し行うことで、誰でも自己の内に眠る力を最大限に発揮させることが可能になります。

 

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大日如来の光、大日の光である

金剛合掌は、まさしく大日如来の光

曾て医王の薬を訪わずんば 何れの時にか 大日の光を見ん
『般若心経秘鍵』

 

大日如来とは

 

大日如来は、摩訶毘盧遮那如来(まかびるしゃなにょらい)といいます。

 

摩訶(まか)は「大きい、偉大なもの」を、毘盧遮那(びるしゃな)は「あまねく照らす」、如来は「真如から来た者」、あるいは「永久不変の真理」という意味です。

 

善無畏三蔵によって「大日」と意訳されました。

 

それは、太陽のように生きとし生けるものすべてを平等に照らす「光」です。

 

太陽の光は生滅することなく、いつも私たちすべてのものをあまねく照らし続けてくれています。

 

その光をしっかりと授かるためには、まず「身口意」を清浄にすることが大切です。

 

 

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※ 願い事が叶わない最大の理由は、ずばり「三毒」(貪瞋痴)や「三障四魔」です。それらに邪魔されているうちは、どんなに努力しても成功や開運のチャンスを逃がしてしまいます。

 

つまり、三毒を断じ、三障四魔を寄せ付けないようにして、身口意を清浄にすれば、諸尊との仏縁が深まり、運気が上昇し、強運や開運を引き寄せ、願い事や夢が叶うようになります。

 

 

 

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(ワンポイント・アドバイス)

 

※ 願い事が叶う「ヒント」と言っては何ですが、「供養」がポイントです。

 

諸尊に、お花やお線香、お菓子やジュースなどをお供えするイメージをしてみてください。