
皆さま、こんにちは。高野山真言宗 高野山大師教会光寿支部 支部長の天宮光啓(あまみや こうけい)と申します。
私の名前には二つの祈りが込められています。「天」はチベットでの修行の際に授かり、「光」は聖地・高野山で出家した際に法名として授かったものです。天の広大さと、闇を照らす光——この名を背負い、弘法大師・空海の教えを現代に伝えるべく活動しております。
私が仏道に身を投じた原点には、二つの大きな衝撃がありました。アメリカ本土で直面した9/11同時多発テロ、そして、かけがえのない親友の自死です。「人はなぜ苦しみ、どうすれば救われるのか」。その問いの答えを求め、高野山や四国遍路での修行に打ち込みました。
その探究の過程で、筑摩書房『空海散歩』(第6巻〜第10巻)の執筆にも携わらせていただきました(著書では雨宮光啓の名を用いております)。空海の思想を現代の言葉で紐解くことは、私にとっての「報恩謝徳」であり、社会奉仕でもあります。
現在は、支部での活動を通じて「世界平和」への祈りとともに、特に「自殺防止」という課題に正面から取り組んでいます。一人ひとりが自分らしく、幸せに生きられる世の中を作ること。それが現代における布教の核心だと信じています。
仏教は過去の遠い教えではなく、今を生きる私たちの心に寄り添う知恵です。もし、お一人で重荷を背負っている方がいらっしゃれば、どうぞそのお話を聞かせてください。共に歩み、一歩ずつ平和な世の中を目指してまいりましょう。
合掌