孔雀明王真言、願いを叶える最強の真言、孔雀の如く毒を喰らい三毒を滅す…
不動明王にも匹敵する強烈な霊験・加持力を秘め、孔雀のごとく、毒を喰らい、三毒(貪瞋痴)を滅し、三障四魔や怨敵を退散させ、悪魔を調伏します。
そして、心の平静と安らぎを与え、あらゆる願いをかなえます。
そこで、孔雀明王や孔雀明王真言について詳しく解説します。
なお、人気のテーマにつき加筆・修正し「人気のリライト記事」として再投稿します。
孔雀明王は、密教(秘密仏教)の尊格です。孔雀に乗った姿で描かれることが多く、その姿は優美で力強いため、多くの信仰を集めています。
孔雀明王は、三毒(貪・瞋・痴)という煩悩を浄化し、心の平静と安らぎを与えてくれます。
また、孔雀明王の真言は、摩訶不思議な力を秘め、その強大な加持力によって様々な願いを成就させます。
孔雀明王は、私たちの幸せや幸福を妨害したり、悟りを邪魔する元凶(三毒:貪り・嗔り・痴行)を消し去ってくれます。
その起源は、パーンチャ・ラクシャー(五守護女神)の女神マハーマーユーリー(Mahāmāyūrī)です。
マハーマーユーリーは「偉大な孔雀」を意味します。
その尊像は、一面四臂、4本の手に倶縁果、吉祥果、蓮華、孔雀の尾を持ち、孔雀に乗る姿のものが多く見受けられます。
孔雀が害虫やコブラなどの毒蛇を食べることから、「人々の災厄や苦痛を取り除く功徳」があるとされ、信仰の対象となりました。
人間の煩悩の象徴である三毒(貪り・嗔り・痴行)を喰らって仏道に成就(昇華)せしめます。
孔雀明王
〈孔雀王〉〈仏母大孔雀明王〉ともいう。仏母とするのは原語が女性名詞であるため。明王であるが他と異なり忿怒相をとらない。古くから成立した尊格で、毒蛇を食す孔雀を神格化し、一切諸毒を除く能力を持つとして信仰した。
この明王は、孔雀王呪経・大孔雀呪王経・仏母大孔雀明王経などに述べられ、サンスクリット原典はMahā‐māyūrīという表題である。
「孔雀明王」. 中村元.『仏教辞典苑』第 二 版. 岩波書店,2002,p.249.
どんな願いも叶える強烈な霊験と最勝な加持力
孔雀明王は、不動明王と双璧をなす明王の尊格です。
強烈な霊験、最勝な加持力を秘め、その強大な霊力によって私たちを正しい道に導き、正しい方向を示してくれます。
真言を心静かに唱え、深く祈りを捧げることで、孔雀明王の無敵の力はもちろんのこと、お告げ(メッセージ)を授かります。
※この場合の「お告げ」とは、それぞれ一人ひとりに伝えられる諸尊から届くメッセージのことです。
それは、心の中に渦巻く迷いや不安が払われ、自分の進路や、進むべき道、進むべき方向など、そうした大切なものが見えてくる「希望の光」です。
特に重要なのが、孔雀明王(呪)真言「オンマユラギランデイ ソワカ」の唱え方です。
この真言を唱えることで心の浄化が進み、本来の内に眠る力(無限の可能性)を目覚めさせることができるようになります。
つまり、私たちの潜在的な意識や、霊的なエネルギーに直接働きかけ、それらを高めます。
そこで、以下の5つの手順を実践してみてください。
孔雀明王真言の「霊験」とは、三障四魔や霊障、怨敵・宿敵などを調伏する強大な「守護力」をいいます。
また、「お告げ」とは、私たちそれぞれ一人ひとりのための諸尊からのメッセージのことです。
① 瞑想の準備
まず静かな場所を選びゆったりと座ります。そして、目を閉じてゆっくりと深呼吸を繰り返します。
※ 孔雀明王の存在を感じることに意識を集中させます。
② 感受性の向上
瞑想で心をニュートラルな状態に近づけます。
耳を澄ませるように、心に届くメッセージに注意深く意識を向けます。
③ 真言の唱え方
孔雀明王の真言を繰り返し唱えます。心の奥深くに真言を響かせます。
④ 祈りと願い
深い祈りを捧げ、自他共の幸せを願います。
⑤ メッセージの解釈
心に浮かんだ言葉やイメージをあるがままに受け止め、受け入れます。
※ 最後に感謝と尊敬の気持ちを伝え、呼吸に意識を向け、自分の「アーサナ」(座っている姿勢/肉体)に意識を戻していきます。
※ 瞑想に入る逆の流れです。つまり、瞑想(精神=心) → 呼吸(真言・マントラ) → 肉体(アーサナ)
金剛合掌を結び(身密)・孔雀明王真言を唱え(口密)・孔雀明王の種子や霊化した神々(こうごう)しい尊像(意密)の三密双修が非常に重要なキーワードです。
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